建築士の手腕が存分に活かされた 二つの壁による平面構成
敷地を最大限に活かす平面構成
無塗装の木が伝えるぬくもり
デザインと性能の両立
静かな住宅地の一角。こちらのオーナーは、一級建築士でもあるHAUSのスタッフです。ガルバリウムと木の外観が美しいお住まいですが、立地は南面に倉庫の高い壁、北面に接道というプランニングにひと工夫求められる場所でした。熟考の末考案したのが、二枚の大壁を据えた構造です。まず道路からの視線を遮る壁と、倉庫の外観を緩和する壁を設定。内部をパブリックゾーンとプライベートゾーンに分け渡り廊下で接続することに。結果、日射や眺望を確保し制約のある敷地を最大限に活用した住宅が実現しました。
外壁には屋久島地杉、床や天井には針葉樹を中心とした木材をふんだんに使用。無塗装で経年変化を楽しみながら、木のぬくもりが暮らしの中に溶け込みます。リビングは広大な開口部がポイント。4枚の大型木製サッシからは遠方の山々が見渡せると同時に、倉庫から伸びる影や日射量なども綿密に計算されています。
暖房は基本的にエアコン一台でまかなえますが、楽しみのため薪ストーブも設置しました。壁にはグラスウールとEPSのW断熱、基礎断熱や天井断熱により住宅性能も万全。複雑な平面構成でありながら、快適性にも妥協のない作りとなっています。
設計 | ㈱HAUS |
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施工 | ㈱HAUS |
床面積 |
1F床面積 107.11㎡ 延床面積107.11㎡ |
構造・規模 | 木造在来工法・平屋建て |