玄関に足を踏み入れた瞬間から包まれる豊かな木の香り。「郷の家」は上質な無垢材だけを用い、素材と技術を極めた住まいです。木材本来のぬくもりや質感はもちろん、優れた耐震性能や高断熱化による省エネルギー性能、ホルムアルデヒド・ゼロなど、先端の建築技術と共に住む人にも環境にも配慮されています。
リビングでまず目に入るのは、迫力ある大黒柱。樹齢百年を超えるスギで、構造を支え同時に落ち着きと安心感をもたらしてくれます。床材には厚さ30ミリのアカマツ。無塗装の木肌は足元に暖かく、同じ材から作られた家具と共に、美しい飴色への経年変化を楽しめます。土間にはペレットストーブを設置。一台で家全体を暖め、メンテナンスも容易で住宅地に適しています。
2階には寝室と洋室。家族の成長を見越し、将来的には仕切りを付けて個室にすることも可能です。さらに階段を上がると、そこは小屋裏収納（ロフト）。他の部屋同様、天井や床も仕上げられ書斎スペースとしても十分な広さがあります。階段や各部の仕切りには、桜の花びらをモチーフにした透かし彫りを。風情を感じさせる遊び心も楽しい作りとなっています。