華美な色合いや装飾でごまかさず、丁寧でバランスを考慮した作り。リーフ・デザインでは足を踏み入れた瞬間、気持ちよさが感覚に訴えてくる様な家づくりを提案しています。
北側は道路、南側には住宅が並ぶ立地のこちらの住宅。目隠しの壁を作り、玄関までに2坪の中庭的なスペースを設けました。約二間の大きな木製サッシでリビングとも接続しており、広大な開口部により縁側のようにくつろいだり子どもが水遊びをしたりと、内と外とを繋がる空間が楽しめます。
狭小地を有効活用するため、屋内は半地下〜１階〜スキップフロア〜２階と、階層を分けてスペースを確保しました。１階はモールテックスのシンク周りやセラミックトップのカウンターが特徴的なキッチン。造作カウンターで書斎を想定したスキップフロアは、１階が見通せると同時に、天窓からは夜の星空も楽しめます。２階は子ども部屋と寝室に。西向きの窓は、日差しが中庭スペースでワンクッション置いて入る様に計算。柔らかな明かりとなって、敬遠されがちな西日を見事にアレンジしました。鉄の無垢材を用いた手すり、引き戸の取っ手には真鍮を使うなど、さりげない素材の演出も楽しみのポイントとなっています。