天然素材に包まれた心地よさが広がる 真壁の断熱気密性に高い技術力を発揮
■ZEH住宅
■天然素材
■高い技術力
白と黒のシンプルな外観は、気品を感じさせる上質なデザインでセンスの良さを際立たせています。一見、平家に見えますが、室内は十分な空間が確保された2階建です。LDKは屋根勾配を生かした大空間で、自然の風の流れを利用して空気を循環させるパッシブ効果が期待できる天窓を設置しています。本格和室の引戸を彩る組子は、全国技能グランプリ金賞獲得の組子名人の手による逸品です。
天井と扉には調湿効果のある高級木材のヒノキ、床材には木目が美しく傷が付きにくいアカマツ、押し入れやクロゼットには高級タンスに使われているキリなど、無垢材をふんだんに使用。また室内のほとんどの空間が、脱臭、調湿機能に優れた漆喰の塗り壁で仕上げられています。これら天然素材が持つ蓄熱効果も魅力です。
近代建築でありながら、伝統工法の建物に多い真壁を採用していることも大きな特徴です。柱が露出している真壁では、構造的に壁が薄くなることで高い断熱性能を確保できないという弱点があります。この住宅では、住宅の断熱性能を表すUA値で0.22、住宅の気密性を示すC値で0.19を達成するなど、基準をはるかに上回る断熱気密性能を実現。日頃の研鑽で磨かれた技術力の高さを物語っています。
省エネ性能と効率よくエネルギーをつくる技術を兼ね備えたZEH(ゼロエネルギー)住宅でもあります。これをさらに進化させて、太陽光発電がつくった余分な電気を蓄えるための蓄電池を導入するなど、災害時の停電への備えを万全です。
設計 | (株)吉田建設 |
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施工 | (株)吉田建設 |
床面積 |
1F床面積 124.62㎡ 2F床面積 66.66㎡ 延床面積191.28㎡ |
構造・規模 | 木造在来工法・延床面積:191.28㎡(57.86坪)2階建て |
値 |
UA値:0.22 C値:0.2 |