低く唸るエンジン音を楽しみながら、相棒の1960年式カマロを走らせる。自由気ままなドライブから帰ったら、軽いツマミをつくりダイニングで一献––そんな生活がイメージできるH様邸は、力量ハウジングが提案する「VINTAGE MIX」をコンセプトに完成した住まいです。
全面ガルバリウムの壁に愛車のブルーが映える外観。正面の北側は窓を少なめにし、継ぎ目も見えないよう工夫しました。その分南側に窓を設け、採光性を確保しています。玄関からシューズクローク、コートハンガー、階段下の手洗いスペースへと続く動線が便利。帰ってきてすぐに手を洗えるつくりで感染症のリスクを下げます。キッチンはタイルを貼りサブウェイスタイルに。ステンレスの作業台や木の棚ともよく合います。
リビングは吹き抜けにし、リビング・ダイニングと高さのメリハリを付けました。リビングからつながる寝室はスライド式のドアで区切り、開放感を演出。シースルーになっているため、閉めても光を取り込み圧迫感がありません。コンパクトな坪数でありながら、それを感じさせない空間づくりが見事です。
「ラフ＆キレイ」をベースに、ソリッドな風合いとナチュラルな素材感をデザイン。生活に刺激と安らぎをもたらします。