「生まれ育った生家を壊すのではなく、大切に残したい」という施主様の思いから始まった、築80年ほどの家のリフォーム事例です。

昔ながらの間取りの床や天井、壁、畳、襖も張り替え、痛んだ部分を交換しながら、細やかに手を加えました。玄関は神社仏閣の施工も手掛ける同社ならではの技術で造り直し、家全体の印象を一新。さらに造作家具や建具の技を活かしたオリジナル仕様として、廊下の柱に折りたたみ式の細工を施し、洗濯物や布団を干せるようにひと工夫。茶の間にはヒノキの無節を使った太鼓張りの丸太組を採用し、斜め格子の建具や透け感のあるフィルムガラスの間仕切りで、明るさと開放感を確保しています。延べ床面積約130坪の大規模リフォームにより、新築同様の快適な住まいへと生まれ変わりました。

リフォーム前

リフォーム後